「あやまち」 沢村凛 (講談社)

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つい最近、2年間逃亡していた指名手配犯が逮捕されたでしょ。
2年間の逃亡生活って、とっても長かったと思うんだよね。
この本に出てくる男は10年間逃亡生活してるんだけど…まぁ、彼の場合は亡くなった相手が
自殺扱いになっていて、彼を殺人犯として追っているのは死んだ彼女のお父さん。
追う方も追われる方も地獄だよね。
ヒロインの女の子は薄々彼には何かあると感じているけど、現実をなるべく見ないように
過ごしていて、自分を尾行する謎の男の方にずっと恐怖を感じている。
でも事実を知ったとき…彼女が何も言えなかったのは、ごく普通のリアクションのような気がするな。
「一緒に来てくれ」って言われて、何もかも捨てて付いていくって…すごい勇気だよ。
ドラマならあり得る展開かもしれないけど、現実はとっても大変だよ。
親兄弟、友達、仕事、社会的信用だとか立場…彼一人と引き換えにするには
あまりにも大きな代償だもん…そりゃ即決できるもんじゃない。
何も言えなかった…仕方ないよ、うん。
今回読んだ本はこちら 「あやまち」
(2009.11.13)

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